EB錠処方前の説明や視力検査を怠り、その副作用として両眼を失明したとして損害賠償請求を認めた事例
秋田地裁 平成30年2月16日判決
事件番号 平成28年(ワ)第128号
甲は、平成25年12月24日、被告病院で、同月26日に肺非結核性抗酸菌症と診断された。医師は、抗結核薬等複数のEB錠を処方した。
甲は、処方されたEB錠を服用していたが、その後、パソコン画面の下側が乱反射しているように光って見えたり、左眼にもやがかかったように見えなくなったためEB錠の服用を中止した。
他院にてエタンブトールによる中毒性(薬剤性)視神経症の可能性が考えられるとして、大学病院に転院したが両眼を失明した。