人工呼吸器が外れていたことに気づかず患者が死亡した件
人工呼吸器が外れていたことに気づかず患者が死亡した件 名古屋地裁 平成27年12月2日 判決 事件番号 平成24年(ワ)第3023号 人工呼吸器の回路接続部が外れて心配停止状態になっていた患者が、蘇生措置により心拍が再開したが、その後死亡した。 裁判所は、医師、看護師は人工呼吸器・心電図アラームが鳴動したときには直ちに訪室して対応できるように機器の管理、人員の配置をすべき注意義務を怠った過失があるとしたが、本件事故と肺感染症により死亡したこととの間に相当因果関係があったと認めるに足る証拠はないとし、請求を棄却した。