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CHOP療法でステロイド剤の誤投与で悪性リンパ腫の患者が死亡した件

CHOP療法でステロイド剤の誤投与で悪性リンパ腫の患者が死亡した件

東京地裁 平成27年8月6日 判決
事件番号 平成26年(ワ)第22042号

 CHOP療法が開始された患者に対し、医師が、プレドニンを中止し、代わりにステロイド剤であるプリドールの点滴を指示したが、看護師が誤ってプロビトールを患者に点滴した。その後、指示通りプリドールの点滴を行い、その後プリドールの持続静注も開始されたが患者が死亡した。
 裁判所はプロビトールの使用用法に違反した方法で投与した注意義務違反は認められるとしたが影響があったとは認められず、プリドールの投与に関しても適応反応があったとは認めがたいとし、副作用についても主要なものはプレドニンと共通しており、説明義務違反に基づく損害賠償責任があるということはできないとした。



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