右膝関節にヒアルロン酸注射治療を受けた際に黄色ブドウ球菌に感染し、その後死亡した事例
右膝関節にヒアルロン酸注射治療を受けた際に黄色ブドウ球菌に感染し、その後死亡した事例
長崎地裁佐世保支部 平成27年4月27日判決
事件番号 平成24年(ワ)第91号
本件は、右膝関節にヒアルロン酸注射治療を受けた際に黄色ブドウ球菌に感染し、その後死亡した患者の相続人らが、担当医師には、細菌感染防止義務違反、感染時の対処に関する説明義務違反、来院指示義務違反、感染後の治療義務違反の各過失があり、感染後に対応した医師にも、治療義務違反、転院指示義務違反等の過失があるとして、損害賠償を求めた事案である。
裁判所は,医師らの各注意義務違反等の過失は認められないとして,これを棄却した。