事例集(最近の裁判例)
- 消化管裂孔を見落とし誤診、帰宅後に死亡させたとして損害賠償を認めた事例
- X線写真等から明らかな消化管裂孔を見落とし誤診したため、帰宅後に死亡させたとして損害賠償を認めた事例 大阪地裁 平成25年5月26日判決(確定) 事件番号 平成23年(ワ)第10996号 腹... 続きを読む»
- 適切な検査を怠ったために患者を死亡させたとして損害賠償を認めた事例
- 虫刺されから壊死性筋膜炎の疑いがあるにもかかわらず、適切な検査を怠ったために患者を死亡させたとして損害賠償を認めた事例 宮崎地裁 平成27年12月18日 判決 事件番号 平成24年(ワ)第158... 続きを読む»
- 頭部打撲で救急搬送された乳児が、入院中にベッドから転落死し、硬膜下血腫により後遺障害を負ったとして損害賠償を認めた事例
- 鹿児島地裁 平成28年1月13日判決 事件番号 平成22年(ワ)第847号 転倒して後頭部を打った生後7か月の乳児が、入院中、医師らが目を離している間にベッドから床に転落し、外傷性の急性硬膜下... 続きを読む»
- 発悪性腫瘍の滑膜肉腫の治療で週一回投与すべき抗癌剤を7日間連続で投与され多臓器不全で死亡させた案件。医師らに過失が認められた
- さいたま地裁 平成16年3月24日 平成13年(ワ)第951号 主 文 一 被告学校法人埼玉医科大学、同X1、同X2及び同X3は、原告Zに対し、連帯して、... 続きを読む»
- 無断で歯のホワイトニング施術時に過失により,薬物性口唇炎が生じたものと認め,施術内容やリスクに係る説明義務違反を認めて相当額の慰謝料は認めた事例
- 横浜地裁 平成30年9月25日判決 事件番号 平成26年(ワ)第397号 主 文 1 被告... 続きを読む»
- 右薬指の腱の修復手術時に誤って右中指の腱を切開され、後遺障害が残ったとして損害賠償を求めた事例
- 神戸地裁 平成27年11月19日判決 事件番号 平成26年(ワ)第2386号 右中指を強打して受傷した患者が、伸筋腱断裂が認められたため、修復手術を受けが、誤って健常であった右中指伸筋腱の短縮... 続きを読む»
- 下大静脈フィルターの抜去で判断を誤り、患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例
- 東京地裁 平成26年9月10日判決 事件番号 平成25年(ワ)第7614号 S状結腸癌の患者が、右総腸骨静脈の塞栓子による肺塞栓症の危険があり、下大静脈フィルターを挿入した。後日、S状結腸にお... 続きを読む»
- 内痔核根治でPPH法手術を受けた患者が手術中及び術後の過失により死亡したとして損害賠償を求めた事例
- 千葉地裁 平成28年3月25日判決 事件番号 平成24年(ワ)第2587号 内痔核のある患者が根治のためPPH法による手術を受けた。 術中、プロキシメイトをファイヤする操作をしたところ、ワッ... 続きを読む»
- ERCP後の膵炎発症に対し診断の遅れがあり、ボルタレンの投与により患者が死亡したとして損害賠償を求めた事例
- 大阪地裁 平成27年2月24日判決 事件番号 平成24年(ワ)第7605号 黄疸患者が肝門部胆管癌、閉塞性黄疸で入院し、ERCP治療を行った。 術後、患者に腹痛が発症し、急性膵炎と診断された... 続きを読む»
- 高血圧による脳出血の患者に対して保存的治療で術中に血圧管理を怠り、血圧を上昇させる胃管の挿入を行い、脳内血腫の除去術を遅滞なく行わなかった等として死亡に対する損害賠償請求を求めた件
- 大阪地裁 平成29年4月25日判決 事件番号 平成27年(ワ)第2897号 ... 続きを読む»
- 救急搬送された患者について処置後一時症状が改善し、帰宅指示をしたが、帰宅指示で退院後に脳ヘルニアで患者が死亡した事件につき、救急病院の医師にCT検査等を実施すべき義務違反があったと認めた事例
- 東京高裁 平成30年3月28日判決 平成29年(ネ)第3235号 主 文 一 原判決を取り消す。 二 被控訴人らは、控訴人に対し、連帯して三二六〇万五七六三円及び... 続きを読む»
- 腰部痛を訴える患者に対し、医師の診察を受け帰宅した後、腹部大動脈瘤破裂により死亡した事案。医師の不十分な問診,大動脈瘤破裂を疑ってCT検査を行わなかった医師の過失を認め,損害賠償請求を容認
- 広島高裁 平成30年2月16日判決 事件番号 平成28年(ネ)第143号 主 文 1 原判決を次のとおり変更する。 2 被控訴人は,控訴人X1に対し,1645万4832円及びこ... 続きを読む»
- 手術後に血液検査の異常値等の絞扼性(こうやくせい)イレウス(腸閉塞)を疑わせる所見があったにもかかわらず、CT検査等の画像撮影をすべきだったのにそれを怠ったとして、これを怠った過失と死亡の間に因果関係が認められ、2000万円をしはらうよう判決。
- 札幌高裁 平成30年7月20日判決 事件番号 平成29年(ネ)第428号 ... 続きを読む»
- 髄膜腫摘出手術の術前処置として腫瘍栄養血管塞栓術を受けたところ,塞栓物質であるNBCAが内頚動脈及び眼動脈に流入して脳梗塞を発症し,後遺障害を負った事例
- 東京地裁 平成30年2月5日判決 事件番号 平成27年(ワ)第20174号 本件は,原告が被告の開設する病院(以下「被告病院」という。)において,髄膜腫摘出手術の術前処置として腫瘍栄養血管塞... 続きを読む»
- 胸焼けなどの症状を訴えて約1年間にわたり対症療法を受けていたが,他院にて上部消化管内視鏡検査などを受けた結果胃がんに罹患しており,その後死亡した事例
- 東京地裁 平成30年2月1日判決 事件番号 平成28年(ワ)第26598号 本件は,胸焼けなどの症状を訴えて被告が開設するクリニックに通院し,約1年間にわたり対症療法を受けていた亡患者が,他院... 続きを読む»