事例集(最近の裁判例)
- 脳腫瘍部分切除術を受けた後に頻脈や高熱等の症状が現れ,約4か月後にくも膜下出血を起こして死亡するに至った事例
- 東京地裁 平成29年10月26日判決 事件番号 平成27年(ワ)第7000号 本件は,被告病院において脳腫瘍部分切除術を受けた後に頻脈や高熱等の症状が現れ,それから約4か月後... 続きを読む»
- 出産のための帝王切開手術中及び術後に右上肢から点滴投与を受けていた薬剤が血管外へ漏出,右上肢カウザルギーの後遺障害が残存したとして損害賠償を求めた事例
- 東京地裁 平成29年3月23日判決 事件番号 平成26年(ワ)第11166号 本件は,原告が,被告病院において,出産のための帝王切開手術中及び術後に右上肢から薬剤の点滴投与を受... 続きを読む»
- ERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影)及びEPBD(内視鏡的乳頭バルーン拡張術)を受け,施術後に十二指腸穿孔を起こすなどした事例
- 東京地裁 平成23年6月9日判決 事件番号 平成20年(ワ)第2708号 本件は,被告病院においてERCP(内視鏡的逆行性膵胆管造影)及びEPBD(内視鏡的乳頭バルーン拡張術... 続きを読む»
- 出産後に弛緩出血となり,その後多臓器不全等により死亡したのは,医師に過失があったためであるとして損害賠償を求めた事例
- 横浜地裁 平成23年3月23日判決 事件番号 平成18年(ワ)第4867号 本件は,被告病院において出産したAが,出産後に弛緩出血となり,その後多臓器不全等により搬送先の病院で... 続きを読む»
- 重度の全身熱傷の患者に対して,デブリードマン(外科的壊死組織切除術)を行う体制の整った医療機関に速やかに転送すべき義務を怠った事例
- 宮崎地裁 平成29年1月25日判決 事件番号 平成26年(ワ)第333号 本件は,自宅の浴槽において意識を喪失し,被告病院に救急搬送され入院,その後大学病院に転院して処置を受... 続きを読む»
- 入院中の患者に留置されていたカテーテルからの大量出血により死亡するに至った事例
- 鹿児島地裁 平成30年5月9日判決 事件番号 平成29年(ワ)第127号 本件は,被告病院に入院中の患者(死亡当時83歳)が,右鼠径部に留置されていたフェモラールカテーテル(... 続きを読む»
- 硫酸アトロピンの含有量を誤って調剤された薬でアトロピン中毒による意識障害を起こし救急搬送,その後長期にわたり適応障害,不安障害等の症状が残存した事例
- 東京地裁 平成29年10月30日判決 事件番号 平成28年(ワ)第5735号 本件は,原告の男性が,被告の開設する薬局の薬剤師が硫酸アトロピンの含有量を誤って調剤した薬を服用... 続きを読む»
- 左人工股関節置換術を受けた後,置換術後緩みにより再置換術を受けることとなったのは,手術及びその後の対応に過失があったとして損害賠償を求めた事例
- 津地裁 平成29年9月25日判決 事件番号 平成27年(ワ)第459号 本件は,左変形性股関節症に罹患していた患者(本件手術当時71歳の女性)が,被告病院において左人工股関節... 続きを読む»
- 持続性心房細動の治療のためカテーテルアブレーションを受けた患者,脳梗塞を発症し後遺症が残った事例
- 名古屋地裁 平成28年2月17日判決 事件番号 平成24年(ワ)第5496号 本件は,被告病院において,持続性心房細動の治療を目的としてカテーテルアブレーション(経静脈的ないし経動脈的に電極... 続きを読む»
- 耳管通気処置を受けた際に意識を消失し心肺停止となった女児に対し,適切な救命措置が行われず,その後死亡した事例
- 仙台地裁 平成28年12月26日判決 事件番号 平成25年(ワ)第1219号 本件は,当時11歳の女児が,被告クリニックにおいて耳管通気処置(金属のカテーテルを経鼻的に耳管咽頭口部に導入して... 続きを読む»
- 連続的に分娩監視を行うべき義務を怠った過失により,新生児が虚血性低酸素性脳症を発症し,約2年4か月後に死亡するに至った事例
- 大津地裁 平成23年1月13日判決 事件番号 平成20年(ワ)第18号、同年(ワ)第120号 本件は,被告病院において出生した新生児について,原告ら(新生児の父母)が,同病院医... 続きを読む»
- 口蓋扁桃摘出手術を受けた直後出血し,窒息,心停止後,蘇生したが重度の脳障害が残った事例
- 広島地裁 平成23年2月23日判決 事件番号 平成20年(ワ)第1225号 本件は,扁桃肥大及び睡眠時無呼吸症候群のため被告病院において口蓋扁桃摘出術を受けた患者が,手術直後出... 続きを読む»
- 深部静脈血栓症に対する予防措置義務違反、検査及び治療義務違反等を理由として損害賠償を求めた事例
- 大阪地裁 平成27年12月18日 判決 事件番号 平成24年(ワ)第8019号 舌咬傷治療のため入院した患者は、臥床上のみの生活を送った際に、医師が深部静脈血栓症の対する予防措... 続きを読む»
- 変形性膝関節症の既往がある患者に対して適切な治療方針を立てず、過激なリハビリを行ったなどとして損害賠償を求めた事例
- 名古屋地裁 平成29年11月1日判決 事件番号 平成27年(ワ)第383号 第一腰椎圧迫骨折と診断された患者は、医師らが適切な治療方針をたてずに、リハビリテーションを行うなど... 続きを読む»
- 糖尿病患者に血糖降下薬の過剰投与等により低血糖症となり、最終的に死亡するに至ったなどとして損害賠償を求めた事例
- 名古屋地裁 平成29年11月29日判決 事件番号 平成27年(ワ)第3169号 88歳の患者が、経口血糖降下薬の投与を減量または中止しなかったことで、入院中に低血糖症となり死... 続きを読む»