事例集(最近の裁判例)
- 口蓋扁桃摘出手術を受けた直後出血し,窒息,心停止後,蘇生したが重度の脳障害が残った事例
- 広島地裁 平成23年2月23日判決 事件番号 平成20年(ワ)第1225号 本件は,扁桃肥大及び睡眠時無呼吸症候群のため被告病院において口蓋扁桃摘出術を受けた患者が,手術直後出... 続きを読む»
- 深部静脈血栓症に対する予防措置義務違反、検査及び治療義務違反等を理由として損害賠償を求めた事例
- 大阪地裁 平成27年12月18日 判決 事件番号 平成24年(ワ)第8019号 舌咬傷治療のため入院した患者は、臥床上のみの生活を送った際に、医師が深部静脈血栓症の対する予防措... 続きを読む»
- 変形性膝関節症の既往がある患者に対して適切な治療方針を立てず、過激なリハビリを行ったなどとして損害賠償を求めた事例
- 名古屋地裁 平成29年11月1日判決 事件番号 平成27年(ワ)第383号 第一腰椎圧迫骨折と診断された患者は、医師らが適切な治療方針をたてずに、リハビリテーションを行うなど... 続きを読む»
- 糖尿病患者に血糖降下薬の過剰投与等により低血糖症となり、最終的に死亡するに至ったなどとして損害賠償を求めた事例
- 名古屋地裁 平成29年11月29日判決 事件番号 平成27年(ワ)第3169号 88歳の患者が、経口血糖降下薬の投与を減量または中止しなかったことで、入院中に低血糖症となり死... 続きを読む»
- 血小板数が減少した白血病患者に、禁忌とされる肝生検を実施して死亡させたとして損害賠償を求めた事例
- 東京高裁 平成29年12月21日判決 事件番号 平成29年(ネ)第3233号 治療関連方急性骨髄性白血病の患者に対して、医師が患者に適応のない手術を実施し、適切な説明を怠ったた... 続きを読む»
- 小児もやもや病に対して頭蓋内圧亢進の急性期管理を怠った注意義務違反により、痙攣発作を放置し死亡に至ったとして損害賠償を求めた事例
- 名古屋地裁 平成29年8月2日判決 事件番号 平成25年(ワ)第4835号 頭痛、嘔吐後、反応が低下した7歳女児に対して、医師が脳室ドレナージなどの急性期管理を怠った注意義務... 続きを読む»
- 深部静脈血栓症に対する予防措置義務違反、検査及び治療義務違反等を理由として損害賠償を求めた事例
- 大阪地裁 平成27年12月18日 判決 事件番号 平成24年(ワ)第8019号 舌咬傷治療のため入院した患者は、臥床上のみの生活を送った際に、医師が深部静脈血栓症の対する予防措... 続きを読む»
- 品胎妊娠における子宮内胎児死亡の場合の妊娠管理につき,待機的管理を行うべき義務を怠り一児に重篤な後遺障害が残った事例
- 高松地裁 平成27年4月22日判決 事件番号 平成24年(ワ)第419号 本件は,品胎(一度に三児を妊娠すること)の原告X1が,被告病院において妊娠の管理を受けていたところ,子... 続きを読む»
- 大動脈弁置換術後に脳梗塞を発症し,左半身の機能障害等の後遺障害を負った事例
- 東京地裁 平成22年12月13日判決 事件番号 平成20年(ワ)第21427号 本件は,大動脈弁閉鎖不全症(AR)にり患していた患者が,被告病院において大動脈弁置換術を受けたと... 続きを読む»
- 原告らの長男の乳児(生後4か月)が,被告会社運営の認可外保育施設のベビーベッド上にうつ伏せの姿勢で就寝中に呼吸を停止した状態で発見されて救急搬送先で死亡した事故について,原告らが,被告会社の保育従事者がうつ伏せ寝を放置した鼻口部の閉塞による窒息死であると主張し,被告会社,施設園長,保育従事者,監督官庁の大阪市ら合計8名に対して損害賠償を求めた事案において,亡Aの解剖所見,分娩時・発育時の状況に加え,保育従事者である被告2名の供述の信用性を肯定して亡Aが本件事故発見前及び本件事故発見時に顔を横向きに寝ていたと認定し,鼻口閉鎖等による窒息死ではなく,被告ら主張の乳幼児突然死症候群(SIDS)と認めるのが相当であるとして,原告らの請求を全部棄却した事例
- 【事件番号】 大阪地方裁判所判決/平成23年(ワ)第6616号 【判決日付】 平成26年9月24日 主 文 1 原... 続きを読む»
- メニエル氏病と診断され左肘内側に薬剤の静脈注射がされたところ,左正中神経障害等の後遺障害が生じたとして損害賠償を求めた事例
- 岡山地裁 平成23年6月14日判決 事件番号 平成17年(ワ)第153号 本件は,被告医院においてメニエル氏病と診断された患者が,同医院医師の指示で看護師により左肘内側に対してメイロンとメチ... 続きを読む»
- 胃癌と診断され胃の亜全摘手術を受けた後に胃癌ではなかったことが判明した事例
- 東京地裁 平成23年5月19日判決 事件番号 平成20年(ワ)第16546号 本件は,被告病院において胃癌と診断されて胃の亜全摘手術を受けた患者が,後に胃癌ではなかったことが... 続きを読む»
- ベナンバックスを過剰投与され死亡したことについて,投与を指示した医師のほか,調剤及び調剤監査を行った薬剤師らにも過失が認められた事例
- 東京地裁 平成23年2月10日判決 事件番号 平成20年(ワ)第5781号 本件は,肺癌の再発,転移で被告病院に入院していた患者に対し,ベナンバックス(ペンタミジン)が3日間連... 続きを読む»
- 抗てんかん剤投与の中止後に誤嚥性肺炎を発症、転院させる義務を怠ったため死亡したとした件
- 鹿児島地裁 平成29年5月19日 判決 事件番号 平成27年(ワ)第597号 抗てんかん剤を処方されていた患者に脳梗塞が認められたため、投与が中止されたが、けいれん発作によりベ... 続きを読む»
- 左顔面神経麻痺に対する治療のため星状神経節ブロック(SGB)を受け,その後低酸素脳症による重篤な後遺障害を負うに至った事例
- 東京地裁 平成24年1月26日判決 事件番号 平成19年(ワ)第31594号 本件は,被告病院に左顔面神経麻痺に対する治療を受けるため入院中であった患者が,頸部星状神経節に対す... 続きを読む»